THE FOODS
5,500円
シチリア島のトラパニ地方郷土パスタといえば手打ちのブジアーテ。 クスクスもパストと言えばパスタだが、何と言っても手打ちのブジアーテに勝るものはない。ブーサという葦の一種を使ってくるくると螺旋状に形作るパスタは、まさにマンマ料理、ノンナ料理の真骨頂だ。 だが、このブジアーテ、忙しいこの時代は、家庭で作ることも少なくなったのか、かなり乾麺を見かけるようになった。試しにいくつか試してみが、どういうわけか、しっかり茹でなきゃボソボソ、しっかり茹でればバラバラという出来損ないばかりだった。一方、このジャカローネ兄弟のブジアーテは倒的に食感が良い。 初めて食べたのはマルサラのワイナリーでのランチだったが、一番難しい古代小麦トゥンミニアで作ったブジアーテの口あたりの良さに思わず唸ってしまったくらいだ。聞けば、ジャカローネ兄弟のお父さんは、シチリアでも有数に大きなパスタ会社で長年パスタの製造に携わってきた「乾燥」のマエストロだとか。 原材料のセモリナも大事だけれど、乾燥パスタの場合、乾燥の技術もそれと同じくらい重要なのである。そして、その原材料のセモリナにしても、カステルヴェトラーノのモリーニ・デル・ポンテから仕入れていると聞き、その完成度の高さに大いに納得がいったのである、トラパニ地方伝統のブジアーテ。 塩水で茹でるだけで完成しているパスタ! このブジアーテと言う珍しいパスタは南イタリア・シチリア島の土着パスタ。 焦げる様な太陽の照り返しの強いシチリア島の片田舎で粉から厳選し、パスタの製造、乾燥までこだわり抜いたジャッカローネ一家の自慢のパスタです。 こちらの自慢のパスタのご紹介をさせて頂きます。 まずは何といっても、ショートパスタなのに茹で時間が長くない!ショートパスタといえば、記載されている茹で時間より時間がかかることが殆ど。...